博士(医学)の学位

投稿者 小田巻眞理 | 2026年08月13日 | 研究, 私について, 闘病生活

医学部の博士課程は、医学・医療に関する「研究者」を育てるための大学院課程で、通常は4年制の博士課程で構成されます。修了すると多くの大学で「博士(医学)」の学位が授与されます。

私も36歳から4年間かけて、40歳で博士(医学)の学位記を授与されました。

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不慣れな動物実験(ラットの肝臓灌流(sacrifice含む)→初代培養細胞→さらに培養液に様々な成長因子や炎症性物質などを添加しての培養)を何十回も行いました。

回収した細胞は、細胞volumeを揃えるために総蛋白質量を測定し、その後、培養液中のアルブミン濃度を測定しました。医学部の潤沢な資金を知らなかったので、総蛋白質量もアルブミン濃度も測定キットを使わずに自分で測定方法を開発して測定しました。

とにかく時間との戦いで、早朝から夜中まで実験ばかりしていました。本当に大変でした。

写真は、Pubmedにある博士論文です。

しかし、既に年齢がいっており、老体に鞭打って一生懸命頑張ったので、2年目の1999年にネフローゼ症候群が再発してしまい、自分の所属する腎臓内科病棟に入院してしまいました。その際に腎生検も行い、MCNS(微小変化型ネフローゼ症候群)と診断されました。

その時に主治医になってくださった戸川証先生は、回りまわって27年後現在の主治医です。本当にお世話になっており、有り難い限りです。

ただ、入院した科は「腎臓内科」、小児科ではありません。ステロイドの漸減方法も確立していたため、3ヶ月ほどの入院で、また大学院に復帰することができました。それから27年、お陰様で再発していません。

波乱万丈の大学院博士課程生活でしたが、修了後は修士課程を過ごした静岡県立大学食品栄養科学部臨床栄養学研究室の助手(当時)に赴任しました。

しかし、この後人生の歯車が狂い始めます。